“平均”は節約の敵!”平均”に踊らされないように!

一般的な”平均”との出会い

“平均は”という言葉を聞いて”世の中の一般的な人は”と頭の中で変換する方は多いと思います。
多くの場合は、平均に初めて出会うのは学校です。(テストの平均点数とクラスメイトの平均身長など。)

学校のテストは0点から100点におさまります。
クラスメイトの身長も、学年によって違いますが、多く見積もっても50cm幅の中に全員がおさまるのではないでしょうか。

“平均”でお金を考えること

お金に関しては、”平均”を”世の中の一般的な”と解釈してしまうのは危険です。

お給料の例を見ましょう。

お給料で考えるにあたって、例えば、プロ野球の年俸平均を見てみましょう。

参考
プロ野球平均年俸、過去最高の3985万円=巨人が4年ぶり球団別トップ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019052000825&g=spo

球団ごとにバラツキがありますが、今年日本一になったソフトバンクでみてみましょう。

ソフトバンクの平均年俸は、6538万円です。(参考記事より)
「ソフトバンクの一般的な選手は」と頭の中で変換する方は多いと思います。

では、実際に選手の年俸を確認してみましょう。

参考
https://baseball-data.com/ranking-salary/h/

平均年俸以下の年俸の選手の数はなんと68人/90人なのです。
さらには平均年俸の半分以下の選手の数で見ても60人/90人なのです。
逆を言えば、平均以上の選手は90人の中の22人(24.4%)の精鋭です。

なんでこんなことになるのか、ざっくり

ソフトバンクで一番年俸が高いのは柳田選手で5億7000万円(推定)です。
平均よりも5億462万円も多くもらっています。
仮に年俸0円の選手が存在したとします。(育成選手の最低年俸は240万円)

柳田選手と年俸0円の選手の2人チームの場合、平均年俸は、2億8500万円になります。
柳田選手と年俸0円の選手が2人の3人チームの場合、平均年俸は、1億9000万円になります。
・・・
ソフトバンクの平均年俸までこれを繰り返すと0円の選手が7~8人(7.71人)のチームになります。

つまり、平均からあまりにもかけ離れた存在がいることで、平均を下回る人の数が多くなるのです。
また、上側に大きくかけ離れることはあっても、下側には240万円(育成選手の最低年俸)という下限が存在します。
そのため、お給料や○○費などは、平均を下回る人の数が想像以上に多くなるのです。

節約で”平均”には気をつけて

節約関係の記事でも、たまに目にするのは、かけるお金の”平均”に関する記事です。
食費の平均は○○円、交際費の平均は○○円、洋服代の平均は○○円、光熱費の平均は〇〇円。
かけるお金が青天井であるようなものは、とくに、この”平均”が怖いです。

それどころか、場合によっては、平均の半分におさえていたとしても、使いすぎになる可能性があります。

平均の費用を見たときにやってしまいがちなのが”平均よりもお金をかけていないから節約できているよね”という考え方です。

例えば、1ヶ月の食費の平均は、2人以上世帯で7万円程度と言われています。
人数が多い家族もいれば、高級料理の外食が多い家族もいます。

やりがちなミスは、2人世帯で”6万円におさえれば、節約できているよね!”と考えてしまうことです。
本来はもっとお安く抑えられるところを、使いすぎてしまう原因となります。

“平均”に踊らされて、無駄遣いをしないように注意してください。

節約で”中央値”は参考になるかもしれない

平均値に似た中央値という値があります。
これは、ランキング順に並べて、ちょうど真ん中の順位の人の値になります。

5人のクラスだったら、3位の人の値です。
6人のクラスだったら、3位の人と4位の人の値を足して2で割った値です。

中央値でわけて、ちょうど半分ずつに分かれるのです。

そのため、食費の中央値があった場合に、中央値よりも食費を安くおさえることができた場合には、”世の中の人の半分よりは安くおさえられている”ということが言えます。

ご参考まで。

コラム

Posted by カタ